こんにちは。宮前です。
先日、偶然にも「室礼(しつらい)」の本と出逢いました。
室礼と言っても、全く馴染みのない言葉でしたが、少し読んだだけで、心が揺さぶられたため、後日早速、室礼の体験教室に参加致しました。
室礼とは、季節や人生の節目に、単なる装飾にとどまらず、感謝、祈願、もてなし等を形に、心をこめて盆果に表すということで・・・
体験教室では、ちょうど「お盆の室礼」について、学ぶことができました。
もともと「行事」については、なんとなく季節を感じることはあっても、その行事そのものの意味について、あまり気にしたことはなかったのですが、当然ながら、行事そのものには背景・意味があり、更には、行事でつかう道具や、ものの配置等、細かなところにおいても、一つひとつに意味があって、成り立っていることを教えて頂き、かつての日本人の繊細さ、感性に衝撃を受けました。
そして、こんなにも長い時間を経て築き上げられた日本人の精神文化の結集である年中行事が、途絶えてきている、この現状に危機感を覚え・・・
自分自身、年中行事を意識し、「心を季節の物に託して盛る」ことで、先人達とも繋がり、彼らが築いてくれた財産を、次の世代にも渡していけたらと思います。
また、せっかくなので、体験教室で学んだことを、社内でも形にしてみました。
仲間とやってみたところ、遊び心も働き、「室礼」の楽しさもグッと増したので、次の行事も、周りを巻き込んで楽しめたらと思います。
環境コーディネーター
宮前 奈々子