今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2017/02/16

「立志の時間10」

こんにちは。宮前です。

 

前回の「立志の時間9」に続きます。

 

◆立志の時間9
http://www.caguya.co.jp/crewblog/miyamae/p8750/

 

前回は、「らしさ」を尊重し、持ち味を活かしたり認め合うことで、持続可能な社会が見えてくるのでは・・・とお伝えしたのですが、

 

この「らしさ」については、周りの「らしさ」は勿論のこと、「自分らしさ」を尊重することでさえ、けっこう難しいことに気付きます。

 

結局、私自身、就職活動を通して、自分の中の想いが育ち、覚悟が決まり、「志」へと変わっていったようなところがあったわけですが・・・

 

「志」というと、なんだか大げさで、時に恥ずかしさがあったり、馬鹿にされたりすることも。

 

でも、自分が持続可能な社会を求め「らしさを尊重し、認め合う社会」を願うなら、そんな自分自身の志に対しても「志を貫きたい」という生き方に対しても、一番身近な自分自身が「これが自分なんだ」と認め、尊重するのが自然な話。

 

「みんな違ってみんないい」を望むなら、自分らしさを世間のモノサシで諦めないよう、自分が自分の志を育て、守っていきたいし、誰かを応援することと同じように、自分のことも応援できたらと思うのです。

 

母は私のことが心配だったからか「はみ出さない子に育ってほしい」と思い、子育てをしていたそうで・・・

 

そんな影響もあってか、私も自分のことはずっと「普通の人」と思っていました。

 

でも今は、普通とは思っていません。

 

それは「自分はすごい」「自分だけが特別」などという意味ではなく、皆それぞれに特別な存在で、「普通なんてない」ということに気付いた感覚です。

 

初めての会社を退職する前のモヤモヤ期に、

 

「自分みたいな普通の人が、勇気を出して挑戦し、夢を実現できれば、ある意味、誰にだってできるという証明になるのでは?! 諦めなければ誰でもできるという希望になるのでは?!」

 

・・・と思ったことがありました。

 

今思うと、普通とか普通じゃないとか人と比較し、評価していたり、「夢」自体がどこか結果やカタチにとらわていたようにも感じますが・・・

 

実際には、比較や世間のモノサシで見ずに、自分に正直であること、自分を信じ自分らしさを守ること、そんな生き方をずっと大事にしたかったわけで、

 

それを尊重されている「今」があることや、人生をかけて取り組みたいと思える「志」に気付けたことは、ある意味、夢が叶っているような感覚で、私にとって本当に幸せなことだと感じています。

 

そんなわけで「幸せはいつも自分の心が決める」とあるように、

 

自分自身の幸せを、周りとの比較で判断したり、ごまかしたり、人の手に委ねるのは、やっぱり違和感があります。

 

また、幸せはなるものではなく、そこにあるもので、それに気づくこと・・・というのが、これまでの人生、実生活を通して
感じているところです。

 

ただ、これは今の自分自身が思う自分にとっての幸せであって、不特定多数に当てはまるものなのか、また、今後変化していくものなのかは、よく分かりません。^^;

 

そう思うと、人の志や夢、幸せなどは、内容や捉え方、想いの強さなど・・・人によって、みんな違うもの。

 

自分と同じように、みんなそれぞれに、自分が思うものが違うのだということを忘れず、やっぱり対話をしながら、自分も周囲も尊重し合って、持続可能な社会への一因となれたらと思うのです。

 

(続く)

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子