先日のブログのとおり「聴福庵」の土台をあげるために、畳や板を外しましたが・・・
◆土台ジャッキアップ
http://www.caguya.co.jp/farmblog/%e8%81%b4%e7%a6%8f%e5%ba%b5/p7721/
ちょうど床下に潜れるということもあって、その翌日には皆で床下に炭を敷く作業を行いました!
ちなみに、この「聴福庵」は、筑豊の炭鉱王と呼ばれた伊藤伝右衛門と歌人柳原白蓮が過ごした「旧伊藤伝右衛門邸」の真向かいにあり、なんだか「炭」とのご縁や相性の良さも感じますが、
もともと炭には目に見えない沢山の菌が存在しているということで、それらの働きによって、床下から発酵場ができれば・・・という期待のもと、皆でつなぎを着て、マスクやゴーグル、タオルや軍手、長靴など、完全装備で?いざ炭を敷くことに。
手始めには、潜らなくても炭が敷ける、縁側の下からいきます!
敷いた炭の上には、浄化作用のある水晶も少しまいて・・・
いよいよ床下に潜ります!
床下がどんな状況か確認した上で、
どの場所からどんなルートで炭を敷いていくかを決め、皆で交代しながら炭を敷いて、水晶をまいていきます。
もちろん、こんな経験は初めてということもあり、なんだかドキドキする中で、私も実際に狭くて暗い床下に潜り、炭を敷かせて頂きましたが、正直な感想としては「楽しかったー!」というかんじです。^^
そして、そんな楽しさは、ひとりでは絶対にありえなかったということも同時に感じました。
作業中、とにかく印象的だったのは、仲間と声を掛け合い、お互いに心配し合ったり、周りが動きやすいようにと自分のできることを全力でやったり・・・と、遠慮なく、でも配慮ある行動を皆がし合っていたこと。
それはやっぱり、同じ理念や目的を握っていたからこそだと感じています。
そんなわけで、肉体的には辛いものもありますが、素直にとても楽しい時間でした。
皆がある意味で腹をくくり、主体的に全力で取り組む姿勢。
これは、普段の仕事にも十分に生かしていきたい姿勢です。
そして、ピンチや大変な時ほどに、自然と皆が全力で前のめりに取り組むものだとも感じ・・・まさにこの取り組み方に、発酵する生き方を感じたりもします。
菌も、それぞれに自分のできることを全力でやって、そうして自分の持ち味を活かし役割を全うし、次の命へと繋いでいるようにも思えますし、むしろそれが地球上に生きる生き物の一員として、本来の自然な生き方なのかもしれません。
この炭作業では、日常の仕事以上に結束を感じたりして、なんだか去年の駅伝の時、皆でタスキをつないでいった際に味わった達成感や充実感と、同じような感覚でした。
こんな繋がりの中で自分が存在しているという感覚を忘れずに、普段の働きにもしっかりと活かしていきたいです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子