昨日の続きになりますが、お盆について、色々な疑問がわいてきたので、我が家のルーツ「神道」や「浄土真宗」のお盆について、調べてみることにしました。
まず「神道」のお盆を調べてみると、神道も同じく「先祖供養」という考え方があり、神道にもお盆にあたる「新御霊祭り」という行事があるそうです。
新御霊祭りでは、祖霊舎を清め、季節の果物やお酒をお供えし、迎え火や送り火をしてご先祖様の霊を迎えるそうです。
このような祖先崇拝の思想は、古くは縄文時代にまで遡り、縄文時代にはすでに環状列石による祭祀儀礼が行われていたことがわかっており、
江戸時代以降は檀家制度ができて、仏教式の先祖供養が一般的になったため、「お盆=仏教」のイメージと習慣が強くなったとか。
更に「浄土真宗」のお盆を調べてみると、「慰霊の儀式」や「先祖供養の機会」ではないため、「精霊棚」や「迎え火」「送り火」「精霊流し」など、「お盆にはこうしなさい」という決まりもないそうです。
ご先祖様は、浄土で仏様となっているので、霊となってあっちの世界やこっちの世界をウロウロしているということはなく、お盆の時期だからといって特別に戻ってくることはない・・・という考え方のようです。
な、なんと・・・! ^^;
だからといって、お盆行事をおろそかにしているということではなく、
ご先祖様を尊ぶ気持ちは皆同じで、命をいただいたご先祖様、そして仏様に感謝をするという意味で法要が行われているそうです。
そういう意味では、昔も今も、神道も浄土真宗を含む仏教でも、ご先祖様を敬う気持ちに違いはないですね。
ご先祖様を大切に思う日本の文化がつまっているお盆。
自分のルーツも関わる信仰について、この年になるまで、よく分かっていなかったことは、恥ずかしくもありますが、これもタイミング。^^
せっかくの「夏季実践休暇」でもあるため、引き続き、深めてみたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子