自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/09/24

彼岸花

本日、実家の畑に行く途中、
土手沿いに彼岸花が咲いているのを発見!

彼岸花1_170924

彼岸花2_170924

更には、珍しい白いものまで!

白の彼岸花

それにしても、
毎年、彼岸の時期にちょうど咲くというのも、
本当にすごいことですね。^^

そして、彼岸花をよく見てみると、
葉っぱらしいものがなく不思議だったので、
ちょっと調べてみたところ・・・驚きの内容が!

彼岸花は花と葉が別々の時期に出るので、
「葉見ず花見ず」などとも呼ばれているそうで・・・

多くの植物は春先に芽を出し、
夏の暑い時期に葉を繁らせ、秋に枯れますが、
彼岸花の葉は全く逆。

お彼岸の頃になると芽を出し、
1日に10cm近くも茎が伸びて、
瞬く間に50センチ位になり、
色鮮やかな赤い花を咲かせます。

そして、1週間ほどで花も茎も枯れてしまい、
今度は、球根から緑の葉っぱがすくすくと伸びて、

冬になって周りの植物が枯れても、
たわわにしげった葉っぱのままで冬を越し・・・

春にせっせと光合成をして
球根に栄養をため込むそうです。

そうして夏を迎えるころには、
葉を枯らして休眠期に入り、

やがて秋雨をたっぷり含んでから、
急ピッチで姿をあらわして、再び花を咲かせる

・・・ということで、普通の草花とサイクルが逆で面白いですね。

また、彼岸花は日本にある植物の中でも、
一番別名が多い植物とされていて、
方言を含めると1000以上の呼び名があるとか?!

中には、不吉なイメージの呼び名も多くありますが、
どこか懐かしさが漂うのは、それだけ身近な植物で、

夏から秋へと移り変わる季節を
感じさせてくれるからかもしれません。

せっかくなので今度は、このお彼岸の時期だけではなく、
彼岸花の葉にも注目してみたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子