本日、実家の畑に行く途中、
土手沿いに彼岸花が咲いているのを発見!
更には、珍しい白いものまで!
それにしても、
毎年、彼岸の時期にちょうど咲くというのも、
本当にすごいことですね。^^
そして、彼岸花をよく見てみると、
葉っぱらしいものがなく不思議だったので、
ちょっと調べてみたところ・・・驚きの内容が!
彼岸花は花と葉が別々の時期に出るので、
「葉見ず花見ず」などとも呼ばれているそうで・・・
多くの植物は春先に芽を出し、
夏の暑い時期に葉を繁らせ、秋に枯れますが、
彼岸花の葉は全く逆。
お彼岸の頃になると芽を出し、
1日に10cm近くも茎が伸びて、
瞬く間に50センチ位になり、
色鮮やかな赤い花を咲かせます。
そして、1週間ほどで花も茎も枯れてしまい、
今度は、球根から緑の葉っぱがすくすくと伸びて、
冬になって周りの植物が枯れても、
たわわにしげった葉っぱのままで冬を越し・・・
春にせっせと光合成をして
球根に栄養をため込むそうです。
そうして夏を迎えるころには、
葉を枯らして休眠期に入り、
やがて秋雨をたっぷり含んでから、
急ピッチで姿をあらわして、再び花を咲かせる
・・・ということで、普通の草花とサイクルが逆で面白いですね。
また、彼岸花は日本にある植物の中でも、
一番別名が多い植物とされていて、
方言を含めると1000以上の呼び名があるとか?!
中には、不吉なイメージの呼び名も多くありますが、
どこか懐かしさが漂うのは、それだけ身近な植物で、
夏から秋へと移り変わる季節を
感じさせてくれるからかもしれません。
せっかくなので今度は、このお彼岸の時期だけではなく、
彼岸花の葉にも注目してみたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子