今日は、立春。
「暦の上では春」ということですが、東京は雪が降り随分冷え込んでいます・・・
昨日は、会社で「一陽来福御守」を恵方に向けて貼りましたが、今朝は自宅で「立春大吉」と書いた紙を、玄関に貼りました。
子どもの頃から、立春の日には、母親が部屋の出入り口に「立春大吉」の紙を貼っていて、意味がよく分からないままに、楽しげな記憶のせいか、実家を出てからも、なんとなく自分もやってましたが、せっかくなので、詳細を調べてみると・・・
禅寺では、立春の早朝に「立春大吉」と大書した紙を、門に貼るという習慣があるということです。
この文字は縦書きにした場合、左右対称になるために、この立春からの一年間に、災難などに遭わないという厄払いのような意味があるそうです。
また、立春は節分の翌日ということで、
鬼が玄関に「立春大吉」のお札が貼ってある家に入ってからふと振り返ると、同じように「立春大吉」と書いてあるお札が目にとまり、(裏から見ているので)鬼は、「この家にはまだ入っていなかった」と思い込んで、逆戻りして出て行ってしまう。
・・・という、お茶目な話も伝わっており、なんだか鬼のイメージが変わってきます(笑)
そんなわけで、昨夜もわざわざ母親から「今年も、立春大吉の紙、忘れないでね!」と、陽気な声で電話があり、
このような新春行事に、自分自身もいつもワクワクするのは、やはり、母親ゆずりなのかもしれない、と思いました・・・。^^;
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子