自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/06/25

一華開五葉

昨日の室礼のお稽古では、
「七夕」がテーマでした。

七夕室礼2017

そんな中で、部屋に飾ってあった
「一華開五葉 結果自然成」について、
先生からお話がありました。

一華開五葉

またまた、初めて聞くお言葉でしたが・・・^^;

こちらは、達磨大師のお言葉、禅語で、
「いっかごようをひらく けっかじねんとなる」と
読むそうです。

花が五枚の花びらを開き、やがて実を結ぶとは、
自然のありのままの姿ですが、

これには、心の花を開くという意味もあり、
この五枚の花びらにも、

●相手の心をありのまま受け入れる円満な智慧
●分け隔てなく平等な智慧
●観察力を持ち、本質を見極める智慧
●人を想い、人のために行動できる智慧
●すべてはお陰さまと思える智慧

など、調べてみると、
それぞれ意味(智慧)があるそうです。

ただ、このあたりは、
それこそ自分自身の心の中を深ぼって、
自分の力で、その意味を体得するしかなさそうですね。^^;

花を開かせて終わりではなく、
自然界では必ず実を結ぶ・・・ということで、

「人事を尽くして天命を待つ」
「因果応報」

・・・なんて言葉も連想させますが、

花も開いていないのに、
「結果」を求めたりすることなく、

季節が巡れば自然に果実が熟するように、
信じて安心して、

次の世代に継承されていくことを
忘れずに、

自分自身も5枚の花びらが開くよう、
日々の生き方を磨き続けていけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子