こんにちは、奥山です。
自分の名前も覚えられない、
お釈迦様の教えを聞いても理解できない。
どの修行も難しく、何年も修行を続けるも
自分の才能の無さに教団を去ろうとした
周利槃特(しゅりはんどく)という釈迦の弟子がいました。
そこでお釈迦様が与えた修行が一本の箒を渡して、
「ちりを払わん、あかを除かん」と、
掃除をしながら唱えなさいと教えられました。
来る日も来る日も、掃除を続け、
悟りを開いたといわれています。
このお話をはじめて聞いた時こんなに立派な方がいたのかと
驚き素直にすごいと思いました。
聴福庵のほど近くにある神社へ事あるごとに
これまでもお参りに行っていたのですが、
いつも見守って頂いていることに改めて感謝し、
掃除をさせて頂きました。
周利槃特さんの話をはじめて聞いてから、
もう5年ほど経つかと思いますが、
はじめて神社の掃除をさせて頂きました。
掃除をさせて頂いたのはほんのわずかですが、
本を読んですごいと思ったことを実際に体を使って、
行うことで改めてその偉大さを感じました。
箒一本あればはじめられることも、
今このタイミングだったことを思うと、
聴福庵との出会いがあったからなのだと感じています。
聴福庵でもやることは掃除ばかりですが、
磨くことで光り輝くということも実感しています。
今自分にできることを疎かにせず、
目の前の一つひとつを大事にしていきたいと思います。
ミマモルジュ
奥山 卓矢