自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/07/13

見守る

見守る保育に取り組む先生たちは、
一人ひとりの子どもの発達を
見守っているわけですが、

先生たちが子どもを見守るように、
私たちも先生たちを見守っていきたいものの、

そんな先生たちとのやりとりを通して、
「見守る」の難しさを、改めて体感しています。

様々な先生たち、園がある中で、

こちらが同じことをやってみた時に、
お客様によって、違う結果が出たりするのですが、

ねらいどおりにいかない時など、
どこか動揺している自分がいることも・・・。^^;

でもよくよく考えれば、

先生たちも園も、それぞれ異なるわけで、
ペースも方法も
それぞれに合ったものがあるのでしょうし、

「見守る」は、方法ではなく、
相手によって自分を変えていくもの。

そのために、
相手の声をよく聴き、
相手の意欲をよく見抜き、
相手に合った環境を用意し、

更には、
自分が信じ安心して見守っているか、
そのプロセスを楽しんでいるかなど・・・

それが大事なことであり、醍醐味のはず。

藤森先生提案の「見守る保育の三省」には、

○子どもの存在を丸ごと信じただろうか

子どもは自ら育とうとする力をもっています。
その力を信じ、子どもといえども立派な人格をもった存在として
受け入れることによって、見守ることができるのです。

○子どもに真心をもって接しただろうか

子どもと接するときは、保育者の人格が子どもたちに伝わっていきます。
偽りのない心で、子どもを主体として接することが見守るということです。

○子どもを見守ることができただろうか

子どもを信じ、真心をもつことで、
はじめて子どもを見守ることができるのです。

・・・とあります。

子どもに限らず、先生たちや仲間など・・・

尊い存在に対して、
長い視点を持ち、自分が不安になったりしないで、
信じて真心から見守ることができるよう、

この三省から振り返り
自分の姿勢に注意していきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子