聴福庵にて今日は煤竹を天井に吊るし、
麻ひもで編んでいきました。
一本一本、向きを見て、丁度良い向きや起き方を考えながら、
組み上げていくと、家の雰囲気や風格も変わってきたように感じます。
200年以上もずっと暮らしを支えてきたこの煤竹。
石膏ボードの天井と違い、今のおくどさんには
風を感じられ、、、空気のよどみがなくなっていくことを感じます。
部屋がよどめばその「場」に暮らす人もよどむかもしれません。
「場」が与える影響は大きく、だからこそ「場」を作り出す心が
大切なのだと感じます。
どんな心を持ちたいか。
30年で作り替えないといけないマンションや一軒家よりも
こうやって数百年も持ち、継承されていくことを
優先していけたら、心地よい「場」が子どもたちにも継承されるのだと感じます。
古き中にある知恵や暮らしの本質を、
今の自分がどうやって今に活かすか。
聴福庵での体験を暮らしに変えていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海