今日、ある複数施設をお持ちの理事長さまと
お電話でお話しさせて頂いた時のことです。
自分だったらどうするのか、自分が現場の園長だったら何が困るのか。
理念を実現するためにはこんなことがあったら助かる。
自分自身がカグヤで同じような体験をした事例なども含めて
心からの本音をお伝えさせていただきました。
しかし改めて、今日一日を振り返ると、
そのことが頭から離れません。
「自分はこれが正しいのではないかと思う、これが効果的だ、これが解決のための一つの考え方だ。」
そうやって自分の価値観や体験を伝えることを「正論」だと思っていないだろうか。
自分の価値観を信じ、相手に分かってもらおうとしたリ、
理解してもらおうとしたリ。
そんなことばかりをしていたら、
自分の心が謙虚でなくなっていることに益々気づけなくなっていくことを実感します。
「自分の思う正論」よりも大切なことは、相手の気持ち、立場に立とうと思うこと。
相手を変えようと思うのではなく、自分自身が変わっていこうと思うこと。
その共感の心は「正論」を翳した時から、陰に隠れてしまうのかもしれません。
本音であり、真心だと感じ、思うのならなおさら、
伝えることよりもまず、「聴く心」。
自分が傾聴し、共感し、受容し、感謝する行動をとっているだろうか。
それがあってこその真心なのだと、
今日はお客様から教えて頂いた一日となりました。
これは、家族や夫婦、子どもたち、同僚。
誰に対しても同じこと。
心を寄せる訓練。日々是好日。
一瞬一瞬を大切に生きていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海