早いもので、今日から12月。
そんな師走を前に、先日の「室礼教室」では、
冬至の室礼を学びました。
そもそも冬至は、一年で最も日照時間が短く、
翌日より日が延び出すことから、
冬至を太陽が生まれ変わる日と捉え、
古くから世界各地で、冬至の祝祭が盛大に行われているそうです。
また、中国や日本では、太陽の力が一番弱まった日であり、
この日を境に、再び力がよみがえってくると考え、
冬至のことを「陰」が極まり、再び「陽」にかえる日という意の
「一陽来復(いちようらいふく)」といい、
この日を境に、運も上昇するとされているそうです。
悪いことが続いても、
回復してよい方向に向かうという意味もあり、
太陽は、昔から変わらず、
どんなに下がっても、必ず上がっていくことを、
私達に、教えてくれているのだと感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子