お盆ということで
全国でも盆踊り大会が今日、明日と開かれています。
盆踊りの起源をWIKIで調べてみると、
盆踊りはもともとは仏教行事であるとする説、歌垣の遺風とする説、
原始信仰の儀式だったとする説など諸説あるが、文献に最初に登場するのは室町時代と言われる。
平安時代、空也上人によって始められた踊念仏が、民間習俗と習合して念仏踊りとなり、
盂蘭盆会(うらぼんかい)の行事と結びつき、精霊を迎える、死者を供養するための行事として定着していった。
死者の供養の意味合いを持っていた初期の盆踊りは、新盆を迎える家に人々が赴き、
家の前で輪を作って踊り、家人は踊り手を御馳走でもてなした。
盆には死者が家に帰って来るという考え方から、頬被りをして人相を隠し、
死者の生き返った姿に扮した人がその物語を演じたという。
とあります。
盆踊りには、お盆の時期に戻ってきた先祖の霊を慰める、という意味がありますが
江戸時代になると、その意味合いだけでなく、男女の出会いの場、交流の場として
意味合いが深まっていったようです。
そもそものお盆である盂蘭盆会(うらぼんかい)は旧暦の7月15日に行われていましたが、
現在は8月の15日に日程が移されています。
また、盆踊りが開催される日程も、
地域によってまちまちになりました。
盆踊りは日本各地で独自の進化を遂げ、発展していき、
阿波踊り、秋田県の西馬音内盆踊り、岐阜県の群上八幡盆踊りの
3つを合わせて日本三大盆踊りと呼ばれているようです。
また、山形県の花笠音頭、北海道の北海盆唄、福岡県の炭坑節などは
メジャーな盆踊りの歌として知られているようです。
盆踊りについては、色々と各地域で発展していった様子が見られますね。
発展していく以前には
お盆にご先祖様が家に帰ってくる。精霊を迎える。
そのことへの感謝の心とおもてなしの心から、
8月15日の晩から踊り始め16日が明けるまで踊り続け、
16日が盆明けということから、賑やかに踊り歌って先祖を送り出すという意味もあったようです。
今や夏の風物詩となっていますが、
自分自身、盆踊りをそんな気持ち、意味合いで踊ったことはありませんでした。
ご先祖様とのつながり、そして今も見守ってくださっていること、
これからの見守りも併せて、感謝の気持ちを持ってお盆を過ごしていきたい、
改めてそう感じます。
出来事の「初心」「原点」を掴んで実践をしていくことが、
子どもたちへの伝承につながると信じ、
日々を過ごしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海