こんにちは、女将です。
両親が亡くなって以来、夏のお墓参りは
お盆を外して、前後の週末に行くようになりました。
以前は、お盆休みには親族が一斉に集まり
一緒にお墓参りをし、互いに近況を語り合ったものですが
時とともに集まれる親族も少なくなり
みんな一緒にというわけにはいかなくなっていきました。
そうして生家に戻る必要のない私たちも
混んでいる時期を避けるようになったのですが
やはり若干の罪悪感は拭えず、
お盆にお墓参りをしないのはいかがなものかと
姉に問うてみたところ
「お盆はご先祖様も家に帰ってお墓にはいないから大丈夫」
と、なるほどの一言。
では住居で丁重にお迎えせねばとなるのですが
一人暮らしの賃貸の狭い部屋では
この暑い時期にキュウリとナスを飾ろうにも匂いが心配。
共有部分の玄関先で迎え火、送り火なんてとんでもない。
で、こんな感じでご先祖様をお迎えすることに。
馬と牛は画用紙を切って模り、出入りはベランダから・・・
若干、失礼さは否めませんが大事なのは供養の気持ち。
それに来週末にはお墓に戻った両親をお参りする予定なので
大目にみてもらいましょう。
墓守をする本家の叔父も私たちの訪問を
楽しみに待ってくれています。
いずれにしてもお盆というのは
亡くなった人を思い出させてくれるだけでなく
なかなか会えない者たちも引き合わせてくれる
とっても有り難い行事ですね。
ミッションパート
佐藤真樹