ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/09/09

「教育ということ」

今日は子どもたちの授業参観と新入学説明会でした。

終えてみて感じるのは、
先生方やお友達にどれほど恵まれているのかということです。

私が過ごした小学生時代とは違い、
一斉画一で黒板を板書し、指されたら答え、
先生から教わるという時代では今はなく、、、

一人ひとりの個人差に対応するために、
先生は問題提起や今日の狙いの説明には
積極的にIT機器を駆使して時間を短縮し、
全体の進行を行うものの、答え合わせや
説明については子どもたち同士で行える時間を
積極的に用意していました。

授業の目的も、「~~を理解できるようになる」
ではなく、
「~~を説明できるようになる」
という風に、お友達に伝えられるかどうかに力を置いている点も、
自分の時代と比べると革新的です。

得意な子どもたちがお友達に教えていったり、
採点係をしたり、教えあう姿。

素晴らしいことだと感じます。

先生はむしろ、IT機器の操作に苦しんだり、
教えないようにあえて黙ったり、生徒に振ったりと
ふと見た目上は大変なように感じますが、
ここまでの子どもたちの理解度や積極性を引き出すには、
これ以外の形ではどれほどの苦労を必要とするのでしょうか。

やはり、環境設定型、そして、教えるではなく学び合える環境づくり。

子どもたちの主体性を引き出す授業というのは
これからのスタンダードになっていくのだと感じます。

その前段階の保育園・幼稚園。

ここで一斉画一、トップダウンの教育を行っていては、
小学校への連携どころではないのだと感じます。

今、日本の教育は大きく動いている。

そんなことを改めて感じる一日となりました。

ミマモリスト
眞田 海