昨日に続き、冬至の室礼ですが・・・
「南瓜」は蔓(つる)ものということで、
そこには更に、意味が込められています。
蔓草は、生命力が強く、
途切れることなく蔓を伸ばしていく
「蔓は万代に続く」の習性から、
実は「繁栄・長寿・繋がり」などの意味があり、
大変、縁起のいいものとされています。
本来は蔓部分が残された南瓜を盛りたいところですが、
お店では、蔓はカットされた状態で売ってますので、
なかなか手に入りにくいのが、現状です。
このように、南瓜ひとつをとっても、
沢山の意味・願いが込められており、
昔の人の、感性の豊かさには脱帽です。
表面的なところではなく、
背景や想いを見る・感じ取れるよう、
先人から、自然から学んでいきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子