先日、敬老の日ということで
母親を箱根に連れていくことができました。
子どもたちもおばあちゃんと一緒に旅行をするのが
楽しみだったようで、
「ひとつ食べれば7年寿命が延びる『黒たまご』をおばあに食べてもらう!」
と、大涌谷の温泉で作られた『黒たまご』を手に入れるんだと
まるでアドベンチャーゲームのように興奮して楽しんでいました。
温泉が好きな娘と、電車が好きな息子。
ゆっくりしたい妻と孫と一緒にいたい母親。
僕はどちらかというと、山にでも登りに行きたいというのが
本音でしたが、最近はみんなが喜んですごせる場があるのなら
それで十分と思えるようになりました。
一年に何日かくらい、
自分一人の時間があったっていいじゃないかと
憤慨していた頃から自分の何が変わったのかは分かりませんが、
確実なのは家族の成長と共に過ごす喜びのように感じます。
自分が山に登ってもだれも喜びませんが、
こうやって過ごすと、みんなが喜んでいる場に
一緒にいられるということ。
その豊かさや幸せを頂いているという有難さを
最近は感じ始めているのかもしれません。
仕事も同じく、自分のための仕事とばかり追い求めていても、
結局は全体最適でなければ仕事は成り立ちません。
そしてまた、最適を追い求めたつもりでも、
周りにいる人たちが心地よく幸せでなければ最適ではないかもしれません。
幸せや喜びは、自分で作り出すものというよりも
周りから頂くものなのかもしれません。
その謙虚さを忘れ、自らが幸せや喜びを作り出しているという風に
暴走しないように、頂いている機会を有難く受け取っていければと思います。
世の中や子どもたち、お客様、家族、仲間、みんながあっての
自分なのだからこそ、全体と幸せになれる自分の使い方というものを
まずは身近から、そして少しずつ輪を広げていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海