ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/10/05

「悪者を作らない」

最近は、妻や子どもから聞く毎日の子どもの保育園生活、
小学校生活が面白く、学ぶことばかりです。

子ども集団もそうですが、
よくよく見ていると、
メンバーによってのパワーバランスというのがありますね。

このメンバーだと誰がイニシアチブをとって、
誰がフォロワーとなるのかなど、

そこにいる人々の関係性や風通しが
如実に現れます。

娘のお友達集団、そして親集団。
息子のお友達集団、そして親集団。

しかし、このパワーバランスというのは
どんな集団でも存在しますが、
そのパワーバランスが、「福」を生じる環境と
「負」を生じる環境があることに、2つの園に通い、
そして小学校を通じ、見てきた中で感じたことがありました。

息子も年長ですが、
お友達との喧嘩や、
ピーステーブルでの出来事など、
日に日にお友達同士が成長していく姿を聴いていて
それを見守る先生方や環境を見ていて感じるところがあります。

それは、誰かを悪者にしないということ。
そして、一つの価値観で裁かないということ。
信じているということ。

反対を言えば、
「正しさ」を語るときにだれかを「悪者」にすること。
「共感」や「傾聴」や「感謝」を行わないこと。
「自分の価値観」を証明するために行動すること。

多くの出来事を見ていくと、
うっすらと、、、もしかすると、、、

とそんな気がしてきます。

いつも同じようなことが起きたり、
誰かが苦しんだり、悪者になっていくのは
一見、その人が悪いことをしたからという風に見えてしまいますが、
因果応報とは、「人」にだけ焦点があてられるべきものではないのだと感じます。

「人」に矢印を向ける前に自分自身に矢印を向け、
そして自分自身が紡いでいる文化自身に矢印を向け、
環境そのものと行動そのものを考え直していきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海