自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/11/03

自分次第

昨日美容院に行った際に、美容師さんが

「うちのお店でも
 労働時間の見直しをすることになったんです。

 そうでもしないと、
 若い職員が入ってくれないんですよね。」と。

確かに、働いたことのない学生さんが、
就職先を判断する際に、

給与や労働時間、休み、福利厚生など
見える条件でしか判断できないのも
仕方ないような気がしますが、

「やりがいとか、働きがいとかを
 求めて応募してくる人はいないんですか?」

ときいてみると、

「そうは言っても、実際にはお店で
 やりがいを提供できる自信もないですよね。」と。

「そうなんだ」と思いつつも、
その美容師さんは、自分の仕事の枠を超えて、
やりがいを持って働いていたりもするので、

やりがいって組織や誰かに
提供される、与えられるものではないのでは・・・
と、違和感をおぼえました。

すると、そんな中で美容師さんが
こんな話を教えてくれました。

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ある村人が、村に引っ越してきた人に、

「あっちの村はどうだった?」ときくと
「とても素敵な村でした」と答え・・・

すると、その村人は、
「それならこの村もきっとそうだろう」と。

また別の引っ越してきた人に、村人が

「あっちの村はどうたった?」ときくと
「とてもひどい村でした」と答え・・・

その村人は
「それならこの村もきっとそうだろう。」と
答えた。
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同じ村ではあるものの、
その人の受け取り方で
いいも悪いも変わってくるのでしょう。

そう考えると、どんな環境でも、
よさややりがい、楽しさを見つけたりつくっていくのは
自分次第のような気がします。

誰かに与えてもらおうとする
主体を失ったその不自然な生き方に
注意したいものです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子