自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/11/08

1人の100歩より

昨日は、月に一度の「初心会議」だったので、

いつものように、朝は、
それぞれ予め読んでいた致知の記事の感想を読み合い
皆で学び合う「社内木鶏」を行いました。

◆致知とは
 http://www.chichi.co.jp/info

致知1

今回、私は「かものはしプロジェクト」の
村田早耶香さんの記事から感想を書いたのですが、

致知2

この記事のタイトルにもなっている
「普通の人間が世界を変える」を見た時に、

私自身「一体自分に何ができるのか」と
自信がなかった20代の頃、

「特別な誰かではなく、こんな普通の自分が、
 自分自身をあきらめずに前に進んでみることで、
 逆に誰にでも実現できることの証明になるかもしれない。」

と勇気を出していったことを思い出しました。

それは、自分が社会と繋がっていることの証明でもあり、

自分自身の生き方が、
自分が願う「持続可能な社会」の一因となれると信じ、

仕事に人生に打ち込みながら自分自身を内省しては
自分のあり方を見直してきたわけでしたが、

あれから10年程経過してみると、
あの時想像できなかった沢山のご縁に恵まれて、
確かに今では10年前には感じられなかった手応えも。

そして、そんなことを振り返りながら、
同じく、当時自分の背中を押してくれた

「1人の100歩より、100人の1歩」
という言葉も思い出されました。

社会を変える中では、特別な人の100歩ではなく、
100人が1歩を歩むことが自然で持続可能に繋がると思え、
普通の人間である私も1歩踏み出す力を頂いた気がします。

またそれは、会社にとっても、
少数の人が引っ張るのではなく、
全員が力を出している組織にしていくのと同じこと。

役職や雇用形態、職種などにとらわれすぎて、
仕事を決めつけたり、垣根をつくったり、
誰かだけが頑張る不自然な組織ではなく、

皆が1歩を踏み出すバランスのよい組織が、
やっぱり自然なカタチであり、
組織としての安心と力強さを持ち・・・

それに必要なのが、
皆で大事に優先していく「理念」なのだと感じます。

自分たちがそんな組織を実現していくことで、
周りや子ども達へと繋がり
やがて社会が変わっていく一因になることを信じて、

やっぱり自分自身の日々の働きを
意味深く捉えておくことを
忘れずにいたいと今でも感じています。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子