ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/11/19

「家が呼ぶ理由」

今日は瓦葺の最終日。

お陰様で3日間、奇跡的に作業の時間は雨も止み
無事に葺き終わることが出来ました。

奇跡的なことのように見えて、必然のようにも見えるのは
「家が呼んでいる」ご縁のお陰なのかもしれないと、
最近は本当に思います。

思いもよらぬ方々とのご縁、思いもよらぬ体験の連続。

子どもたちに残していきたい日本の智慧や文化、暮らしを
聴福庵の再生から学ぶ中で、

今の時代は「働くこと」に精一杯で「暮らし」が
崩壊し始めていることに気づきます。

自分たちの暮らしはほとんどをお金で買うようになり、
暮らしから子どもたちが学んだり体験できる環境がなくなり、
便利で簡単な文明にばかり触れる時代になってしまいました。

しかし、改めて暮らしを見つめなおせば直すほどに、
日頃の暮らしが子どもたちの環境として大きいことを感じます。

自分たちの暮らしに智慧にあふれる暮らしを。

それは、子どもたちのためでもあり、
ご先祖様のご恩に報いるためでもあり、
自分の人生を全うすることでもあるように感じます。

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ミマモリスト
眞田 海