この仕事の最善ということ一つをとっても、
「今」最も効果を上げるということに注目するまなざしと
「後世」も含めて最も効果を上げるということに注目するのとでは、
まったく仕事のやり方が変わることに気づきます。
「今」だけを見ていたら、今最も能力がある人が効率よくやればよいですが、
果たしてそれが文化となるのだろうかと思うと、
「能力がないからできない」
「大変だからやりたくない」
と、後世に続いていかないことがあります。
継承していくことを考えて働くということは
自分だけの眼差しではない視野で見ることが出来るチャンスであることを感じます。
続いていくには必ず「道理」があり「原理」があるのだからこそ、
自分のことや今のことばかりを考えず、
先の人たちが続けられるように、思いやりを持った働き方を
私たちは大事にしていきたいと感じます。
正しいことを追求することはできても、
正しさでは人の心は動かない。
また、動かしてしまうと、主体性を奪ってしまう。
それを痛感するからこそ、
何を今するべきなのかを考えていければと思います。
ミマモリスト
眞田 海