自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2017/12/02

土の力

先日、実家の畑に行った際、
数種のレタスを収穫し、

東京の自宅にも持って帰ってきて、
毎朝、サラダで頂いてます。

サラダ_171202

あれから10日も経過していますが、

スーパーで購入したりすると、10日も経てば、
すぐにしなしなになってしまったり
いたんでしまうものですが、

畑のレタスは、
いまだ収穫したてのようで
その新鮮さに、驚くほどです。

この違いは、流通の関係でどうしても
店頭に並ぶまでに日にちが経っていることや、

生産者である父の、
日々の見守りや愛情もあるのでしょうが・・・

やっぱり、水耕栽培と土で育てる違いが
大きいように感じます。

水耕栽培のように、土がなくても
肥料や水、光などがあればもちろん育つのですが、

やっぱり、私たち自然界の生き物は、
皆、同じ大地の上に成り立っている中で、

畑など、直接大地のエネルギーを頂き、
太陽の光や天から降る雨など、
自然の恵みをじゅうぶんに受けて育つ野菜と、

室内で、土ではなく肥料が溶けた水につけ、
発光ダイオードを利用した人工の光で育つ野菜では、

命の強さ、そして逞しさが大きく違ってくることは
むしろ、自然なことだと感じます。

「土は汚い」と言う人もけっこういるものですが、

土は生物を支えてくれている
「縁の下の力持ち」であることを
忘れずにいたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子