自分に余裕がなかったり視野が狭まっていると、誰かの愚痴や悩みを聞きながら、
「それは、自分自身にも何か原因があるのでは?」
「いくら愚痴を言っても、物事は解決しないよね。」
「世の中には、もっと大変な人がいっぱいいるし・・・」
「勝手に思い込んで被害者意識を持たずに、相手にきいてみたらいいよ。」
などと、身も蓋もないことを言ってしまったり、口にせずともそんな言葉が頭に思い浮かんだりすることがあります。
(未熟で恥ずかしいですね・・・^^;)
そして、そんな自分の言葉をあとあと振り返ってみると「確かにそうだけど、それが難しいんだよね」と自分でも言い返したくなるもので・・・
「相手の話を聞かずに否定していることって、けっこうあるなぁ」と反省することもしばしば。
私たちが大事にしている『一円対話』のルールの中にも「一円対話が大事にしているのは共感であることを忘れない」とありますが、改めて、そんな共感の大切さを感じています。
また、その「共感」は、相手の話を聴く時に「分かる分かる」と頭で考えて分かるようなものではなく、
「この人は、どんな気持ちを分かってもらいたいのかな」「私には分からない何かがきっとあるんだろうな」と、相手の気持ちに寄り添う優しさがあってこそ。
社内では「正しいより楽しい」など、以前から大事にしていますが、ここで感じているような「正しいより優しい」ということも大事にしていきたいものです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子