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ネギトロ

先日、お正月休みで家族が集まる際「みんなで手巻き寿司を食べよう!」と、兄が市場でマグロの「骨付き中落ち」を買ってきてくれました。

 

 

「魚の旨いところは骨の回りの身」と言われるとおり、こちらは、背骨(中骨)と背骨の間についている中落ちをスプーンでそぎ取った「ネギトロ」がおいしくいただけるということで、去年も一度経験させてもらった私と姪っ子が主力となり、スプーンでとっていきました。

 

 

 

 

そんな自分たちで取った「ネギトロ」は格別!

特に、取ったものをその場でしょうゆをつけ食べたマグロは最高でした。^^

 

それにしても、スーパーで購入するマグロではなかなか気にもしませんが、こうやって自分でやってみることで、まぐろの大きさや骨の形、色や味など・・・分かることも多く、マグロへの関心も高まってくるものですね。

 

ちなみに「ネギトロ」は、野菜の「ネギ」と、脂の多い部位である「トロ」のことだと思ってましたが、実は、今回のように骨付きの中落ちをそぎ取ることを「ねぎる」「ねぎ取る」と呼んだそうで、そんな言葉に由来するそうです。

 

更に驚くことに、本来のネギトロとは、そんなマグロをおろした際に骨の隙間に残った中落ちや、筋の多い部位や皮の裏などの脂身をこそげ落としたもの(すき身)であるため、マグロを1本丸ごと買い付けるような店でしか出ない寿司種だったそうですが、

 

現在の回転寿司などで一般的に提供されているネギトロは、マグロの切り身を作る際に出る端材に魚油や植物油などの油脂や調味料、着色料などを加えペースト状に加工したもの・・・ということも、今回マグロに興味を持ったことで知りました。

 

そんなわけで兄が「子どもへの食育に」という思いもあって買ってきてくれた骨付き中落ちでしたが、子どもにとってだけでなく、私自身にとってもまさに食育になりました。^^;

 

子ども、大人に関係なく、自然と学びが広がり深まる・・・という意味では、やっぱり自分で何でも体験することの大切さを実感しています。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子