先日、ある保育園の先生に「座右の銘」をお聞きすると、
「人には必ず仏性がある」
というお言葉が返ってきました。
また続けて・・・
「落ち込む時は、自分自身の仏性がみえない。
怒っている時は、相手の仏性がみえない。
怒りや愚痴、不平不満、泣き言をなくしてみると、輝いて見えるものがある。」
ということも教えて下さいました。
「さすが仏教園の保育園で働く先生らしい!」と納得しつつ、私自身は「仏性」という言葉自体、あまり身近ではありませんでしたが、「仏性」を「本心」に置きかえると、なんだかすっと自分に入ってくるものがありました。
また園には、以下の「悩みの五訓」も掲示されていました。
1 つらいことの多い人は、感謝の心を知らないから
2 苦しいことの多い人は、自分に甘えがあるから
3 悲しいことの多い人は、自分しかわからないから
4 心配ごとの多い人は、今日一日を大切にしないから
5 ゆきづまることの多い人は、自分が裸になれないから
人は、疲弊したり逆境のさなかにいたりすると、甘えや言い訳、不平不満が出がちですが、そんな時こそ、こんな風に意識できる言葉、人生訓などがあると、自分を整えてくれたり、励まされたりすることも多いもの。
その人の大事にしている言葉には、その人の大事にしたい生き方が自然と見えてきたりするものですが・・・
色々な人がいますから、こんな風にそれぞれありたい自分像や生き方を守れるような、自らを省みる際に思い返せる自分に合った言葉を大事にできたらいいなぁと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子