先日、息子が流行のインフルエンザに掛かりました。
熱が上がったり下がったりを繰り返しながら、本人も辛そうな一週間ではありましたが、やっと完治して日常生活へと戻ることが出来ました。
実は彼が療養していた間には、色々なお友達が足を運んでくれました。それはクラスメイトであったり、一緒に登校している異学年のお兄さん達であったり…。理由はプリントのお届けであったり、ただ心配で顔を見に来てくれただけだったり…。祖父祖母が「好きな食べ物」を差し入れがてら持って来てくれたり…。
玄関先で一瞬ではあるものの、わざわざ逢いに来てくれた方々のおかげで、息子も長い療養期間のリフレッシュになったに違いありません。
久し振りの学校から帰宅して、息子がせっせと机に向かいながら何かを書いているのを目にしました。溜まった宿題だろうかと覗き込むと、来てくれた方々に対して「手紙」を書いていました。
習った漢字を駆使しながら、自分の気持ちを文字にして、気持ちを伝える。
「上手に書けた!」といつもの宿題よりも1枚1枚丁寧に、満足そうに書く姿は、とても幸せそうに見えました。自分の気持ちを、自分の言葉・文字で、相手に届ける喜び。こんな風に感じられる日常があるのだと、温かい気持ちになりました。
エールキーパー
秋山 有紀子