今年は年始に聴福庵出張があり、毎年行っていた『今年の一文字』の実践が出来なかったため、
だいぶ遅くなってしまいましたが、先日ようやく『今年の一文字』の実践として貝の「磨き初め」を行いました。
(昨年の一文字は「創」、今年の一文字は「伝」です)
昨年までは、貝磨き職人の福田さんに文字彫りをお願いすることも多かったですが、今年は自分たちで文字を彫ることに挑戦したり、
「ぜひお嬢さまと奥様にも作って差し上げてください」
と、福田さんからお言葉をいただいていたこともあり、今年は妻と娘にも一文字を彫った「御守り貝」を初めて用意してみました。
(二人の名前の一文字を入れています)
『貝のしごとは持ち主を守り通すこと。想い(言葉)を書いて磨くと、その想いを貝が守ってくれる』
と言われているそうですが、今回は家族用の一文字を彫ってみることで「貝に想いが宿る」ような感覚があり、改めてこの『CLAM ART(クラムアート)』というものの奥深さを体感出来たように感じられました。
それを思うと、そもそもこの貝は、福田さんが千葉県館山の海岸を歩きながら私たちのために選んで下さったものであり、
文字を彫る以前から、これらの貝にはすでに「想いが宿っている」のであり、その見守りが大変ありがたいものだと感じられます。
これからこの貝を磨いていく中で、自分自身の『今年の一文字』を深めていけるよう、
そして日々に様々なことがある中でも、心を澄まし、家族を含めた多くの方々のお蔭を忘れない自分であり続けたいと思います。
ビジョンリスナー
大河内 盛友