先日、ある高校生の「一円対話」を見学する機会がありました。
ちょうど、海外研修に行ったばかりの生徒さんたちからは、
「自分の知らない世界を知ることができた。」
「県内の学校の先生になりたかったけど、海外で先生をやりたいと思った。」
「職場体験もさせてもらって、進路の選択肢の幅が広がった。」
などの声もあり・・・将来の可能性が広がる貴重な体験だったことがうかがえました。
改めて、自分自身の学生時代を振り返ると「進路」に向き合う機会はありましたが、それまでのわずかな経験から「何がしたいのか」「どこにいきたいか」などを絞るのはとても難しいもので、流れにのって特別な強い思いもないままに社会人になったような気がします。^^;
その後、そんな自分に自信や誇りが持てず、結局「自分の人生を自分で歩んでいきたい」という思いから会社を辞め、
自分が興味関心のあることをやってみたり、気になっているところに行ってみたりしながら、それまでの自分の価値観が壊されていく出会いや体験を重ね、本当に自分が大事にしたいものなどだんだんと明確になっていく中で、今のカグヤにも出逢えたわけですが・・・
そう考えると、時には普段慣れ親しんだ人や場所だけでなく、知らない世界に飛び込んでみるというのも、自分の可能性がひろがる大事な環境のひとつのように感じます。
そしてそれは、何も進路や就職にかぎったことではなく・・・
自分で自分の可能性を制限せずに、いつも子どもたちのようにゼロベースで物事が見れる自分でいたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子