ここ最近子ども達は「凧」でよく遊んでいます。
家にあるもので作った自分だけの凧は、特別な思い入れがあるようで、今までよりも高く…そして長く飛ばせるようにと、毎日公園へ持っていきます。
凧揚げは、ただ早く走れば良い…空に舞い上がれば終わり…ではなく、風を受けて、紐を調節して、凧を操ってこそ、高く長く飛ばすことが出来るものです。
3歳の娘は、凧を持って走り回れば満足そうな笑顔を見せますが、7歳の息子は思うように上手く飛ばせず、苛々する姿も見受けられます。
自分だけの気持ちだけではなく、相手(凧)と状況(風)を感じながらバランスを取って上へ上へと上げていく。
自分の思い通りに動かす玩具や、会話を交わせば反応が返ってくる友達とは、また一味違う「自然」というものを相手にする遊び。
歳を重ねたからこそ、その面白さと難しさに気付けているのだろうと思います。
彼らの興味関心がある今、そして今だからこその楽しみ方を共に分かち合いながら、過ごしていければと思います。
エールキーパー
秋山有紀子