人生には逆境と感じるときと

助けてもらっているときがありますが、

色々な人々とのご縁の中でその逆境を糧にする人々と出会います。

フィギュアスケートの羽生結弦選手も、怪我という逆境を

自分の身体を徹底的に調べたり、人体について学んだり

普段の練習ができない時だからこそと転じていたり、

スノーボードの平野歩選手も大怪我を負いましたが、

その時にも羽生選手と同じく己を深めていました。

また、自分自身の人生の中でも、

これはという逆境が何度かありましたが、

その時々に、多くの方々からの声掛けのお陰で

逆境を糧と捉えて歩むことが出来ました。

人生を歩み、前に進むということは

順境の時だけではないのだということを

人生の歩み方で教えて下さったり、

声掛けで教えて下さったりするわけですね。

そういう体験を何度か頂くと、

それは自然の摂理でもあることに気づきます。

ヨットも追い風の時だけ進めるのではなく、

向かい風の時でも帆で風の受け方を調整することで

その風の方向に向かって進むことが出来ます。

逆風を揚力に変える受け取り方をするんですね。

また、風が強すぎると転覆してしまうのと、

不安定になるので速度が出せず進みません。

そういったときは少し風を逃がしてあげて

自分の帆で受け取れる最大限と力を活かせる最大限を探っていきます。

そう思うと、人生に於いて逆境や逆風と感じるときは

多々ありますが、それをただ向かい風と受けてしまっていることや

あまりにも大きな風だからと恐怖を感じていては

とてももったいないことでもあるのだと感じます。

自分の感情や自分のまわりに吹いている風を、

まずはしっかりと感じ、逆境の時も受け取り方を変えて

進んでみる。

その繰り返しの中では失敗もあるかと思いますが、

風を掴んでいく豊かさを子どもたちにも残していけるように

泥臭いながらも一生懸命な毎日を歩んでいきたいと思います。

ミマモリスト

眞田　海