週末は、室礼のお稽古にいきましたが、ちょうど桜も見頃ということで、先生から「皆さん、予祝ですからゼヒお花見してくださいね。」と。
予祝とは、あらかじめ祝う、前祝いのこと。
私たちの先人の一番の願いは、まさに「豊作」ということで・・・
桜の花を稲に見立てて、満開の桜の花を見ながら、秋に沢山のお米が実ったことを、先に喜び分かち合っていたという話もありますが、
今でも「引き寄せの法則」などある中で、昔から日本人はそんな風に先に喜びお祝いすることで、願いを引き寄せていたなんてすごいですね。
そう考えると・・・夏の盆踊りも秋の収穫の前祝いだったり、家を建てる前にお餅をまいたりする上棟式も、建ったことの前祝いだったりと、お花見の他にも、日本人は前祝いをけっこう大事にしているような気がしますが、昔の日本人は、予めお祝いすることで実現するということを知っていたのかもしれません。
先人が教えてくれているように、明るい未来を信じて、ワクワク楽しみながらそんな未来を引き寄せられたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子