暖かな陽気に包まれ、桜が咲き誇るこの季節。まだ気温差はあるものの、すっかり季節は「春」。
一年前の春は、息子が小学校に入学。そして今年は娘が入園となります。新しい環境と友達、そして初めての勉強や経験、「大」きな「変」化が伴う四月は文字通り「大変」なのではないか…と私の方がドキドキします。ただ、当人たちは至って平常運転。新しい環境、新しい友達、新しい経験というものは、彼らの中ではいつだって繰り返されていて、特別なものではないのかもしれません。
娘にとっては、毎日出掛ける兄に近付く第一歩に思えるようで「わたしもおねえさん。」と微笑み、息子は話題にするほどでもないのか、話題を振ったとしても「そうだね。楽しみだね。」と気持ちの入らない空返事ばかり(笑)なるようになるから別に…というような貫禄さえ憶えます。
私は学生の頃から「新しい季節」や「ひとつの節目」となる時期が好きです。それは具体的な目標や理想を描くことでワクワクを育てていき、さぁ始まるぞ!と意気込むようなエネルギッシュな季節だと感じるからです。ただ最近では、自分自身でそのようなモノを打ち立てるようなこともなく、起きたこと変わること感じたことに気付いたその時々でチカラを尽くすばかり。ただそれは、また別のアンテナが磨かれて、同じようにエネルギッシュな日々だと心底思います。
子ども達のような純粋な気持ちまでは至らないかもしれませんが、目の前のことを一生懸命であることでドキドキよりもワクワクを上回る。そんなまっすぐな人で在りたいです。
エールキーパー
秋山有紀子