世の中には沢山の会社、組織があり、そんな中でそれぞれの素敵な取り組みや組織風土などを知って「本当にいい会社だなぁ」と思うことがよくあります。
そして、そんな「いい会社」の話をきいた時、20代の頃だったらそんな会社を妙にうらやましがったり、「そんな会社で働いてみたいな」などと考えたりすることもありましたが、今では「どうしたらうちの会社もそうなれるかな?」などと自然と考えていたりして・・・気付けば、あの頃とは自分のスタンスが変わっていることを感じます。
カグヤに入社し、この夏で10年になりますが、昔の会社に勤めていた頃と違うのは、カグヤに対しては「社長の会社」「誰かの会社」ではなく「自分の会社」という意識が強くなったこと。
それは、カグヤではまだ新人だった頃から「理念から考えて『いい!』と思ったら、自分でどんどん会社を変えていってほしい」と上司から驚くようなことを言われてきたことも大きく・・・
もちろん難しさや面倒くささなどありつつも、あくまで「主体は自分」にあって、その方が断然楽しく愛社精神も増してくる・・・ということを身をもって体験、体感させてもらっています。
実際に、自分自身「いい会社に入ったね」と言われるよりも「いい会社をつくったね」などと言われる方が嬉しいものですが、そこには、どこか完成された結果物を与えられるのとは違って、自分自身がつくっているプロセスの楽しさがあるからなのかもしれません。
私たちは「子ども主体の保育が広がれば・・・」と仕事をさせて頂いてますが、「主体」には「尊重」の意味が込められておりやっぱりそこに幸せを感じるからこそ、自分自身も含め、それぞれが主体を発揮していける環境や関わりを大事にしたいものです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子