今日、お客様の園のすぐ近くに、
松下幸之助記念館がありました。
無料で開放されているその記念館に、
訪問時間までお邪魔させて頂いたのですが、
ホールに入ってすぐにある「道」というタイトルで
掲げられた言葉たちを見ていると、
幸之助さんが歩んできた苦難の道や豊かな道を物語るような
そんな気持ちになると同時に、
「私にも自分の道がある」
その事実を分からせてくれる有難さのようなものを感じました。
人それぞれに「道」というものがあるように、
組織・法人にもそれぞれの「道」があるのだからこそ、
「何のために歩むのか」「どう歩むのか」
それを決めて、皆に分かる形にしていく必要を感じました。
今日は、その「道」をご紹介したいと思います。
—————————————–
「道」
自分には自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、
他の人には歩めない。
自分だけしか歩めない、
二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広いときもある。
狭いときもある。
のぼりもあれば、くだりもある。
坦々としたときもあれば、
かきわけかきわけ汗するときもある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、
思案にあまるときもあろう。
なぐさめを求めたくなるときもあろう。
しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、
いま歩んでいるこの道、
とにかくこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられている
かけがえのないこの道ではないか。
他人の道に心を奪われ、
思案にくれて立ちすくんでいても、
道は少しもひらけない。
道をひらくためには、
まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、
休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。
松下幸之助
先人のその姿に勇気を頂いた気分です。
その喜びを生んでいけるように
歩んでいきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海