先週末、出張に行った際に、
新幹線の窓から富士山がきれいに望めました。
これまで、何度も新幹線に乗ってきましたが、
振り返ると、実際に数える程しか富士山を目にしていなかったと感じ、
電車に乗って、景色を楽しむゆとりのない自分に気付きました。
新幹線にも広告がありましたが、
今、東海道新幹線は、最短およそ3分間隔で、
1日に323本以上が走っているそうです。
効率的な出張に大きく貢献しているということですが、
昔では、考えられないスピード感覚になっていることに、
改めて気付きます。
移動先に、本来の目的があり、移動は手段の一つかもしれませんが、
そんな手段の中でも楽しんだり、味わったりする余裕があることは、
本来の、自然な状態だと感じます。
便利さ自体は、決して否定するものではありませんが、
そんな便利な時代だからこそ、
ゆとりをなくすのではなく、ゆとりある自分の状態でいることを、
大切にしていきたいと感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子