先日、ある園長先生が「非常勤の職員がお帳面を書いてくれない」という近隣園からの相談に対して、
「うちの園では非常勤の先生もお帳面を書いているから、不思議なんですよね。だって、皆で子どもをみているわけで、そこに正規、非常勤とかの雇用形態は関係ないし、むしろ『お帳面沢山あって大変だから一緒に書こう。』となるので・・・」と。
確かに、同じ方向に向かって一緒に働く仲間からすると「私の仕事はこれだから、それ以外はやりません。」というのはどこか厳しいものがあり、そんな園長先生のお話にとても共感するものがありました。
これは、仕事観や世間の感覚なども影響しているような気もするので、何が「よい・悪い」ということはないと思いますが、
「見守る保育」を提唱する藤森先生も、保育園においてのチームワークは、ポジションがガッチリ決まっている「野球型」よりも、判断して自分の動きを変えられる「サッカー型」と仰っているとおり、
チームで働くことを重視している組織の場合、一緒に働く際に目的に向かって柔軟であることは、とても大事なことのように思います。
担当制や職種など、色々なものが分かれていたり、自分自身の捉え方も分けて考えていたりする時があるので、やっぱり色々なことを分けて遠ざけず、むしろ分かれてしまっているものを混ぜたり混ざっていったりできたらと思います。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子