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ふぁいやーゾーン

大阪市にある保育園さんの掲示板で「ふぁいやーゾーン」という名の掲示物を発見しました。

 

 

他にも、「らいおんゾーン」や「イチゴゾーン」、「ぺたぺたぴかちゅうゾーン」等と名前の付いた掲示物がありました。

 

現場の先生にお話を伺ってみると、「例えば、ふぁいやーゾーンは机上遊びのことです。例えば、大人が遊びの名前を付けると、ここは制作ゾーンやごっこゾーンとしますが、子どもたちにもっと玩具なども大事にして欲しい、親しみを持って欲しいと思い、どんな名前にしたい?と投げかけたら、子どもたちが自分たちで話し合い、名前を付けました。」と仰っていました。

 

資料にして貼り出すのは1カ月に一度。去年からはじめてちょうど1年が経ち、貼り出した資料はファイリングしているとのことで、子どもたちの遊びがどう発展していったかも見ることが出来るそうです。

 

ゾーンの名前を付けた背景に、きっと子ども同士たくさん話をして決めたと思うと、どういった背景で決まっていったのだろう?子ども自ら遊びを選び、遊んでいる場所の名前も自分たちで決め、自分では思い浮かばない自由な発想のゾーンの名前に驚かされました。

 

子どもたちが熱中して遊んでいる世界には、自分には見えていない世界が広がっているのだろうなと思います。

 

普段遊んでいる場所に名前を付けることで愛着が湧き、大切さが増す。それは玩具を大切にしなさい!と教えるよりも、子どもたちに伝わることなのかもしれません。

 

子どもたちの声に寄り添い、子どもたちの話を聴いておられる先生方のように、私もそういう働き方を目指していきたいと思います。

 

ミマモルジュ
奥山 卓矢