9月に入ると稲刈りが続々と各地で始まりますね。
妻の実家の田んぼも出穂し、9月末には稲刈りの時期だといいます。
外側は立派にできあがっていますが、
殻の中にはまだでんぷんが溜まりきっていません。
このでんぷんが溜まると緑色から黄金色へと
変化していくそうです。
お義父さんに、良い米を作る秘訣は?!と聞くと、
このお米の出来に左右されるのが「作り方」よりも
その土地の「土」「風」「気温」なんだそうです。
良い土、風、気温が整う場所は、誰が作ってもある程度
良い米が出来上がりますが、条件が悪い場所だと
どうしても病気になりやすかったり、育ちづらかったり、
味が悪かったりと、やはり環境に左右されることが多いそうです。
出荷時にはお米が検査され、査定され、ランク付けが行われるそうですが、
特AからB´までの5段階があるそうです。
しかし、この5段階、誰がどんな風に審査しているのだろうかと
気になったので調べてみると、
「精米のタイミングや使用する炊飯器、加水率、試食開始時間など厳密に条件を揃え、
味覚のテストに合格した食味エキスパートパネル20人が試食を行います。
複数の産地のコシヒカリをブレンドしたものを基準米として用意し、
その基準米と比べて、外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価の6項目を7段階で評価します。
食味の総合評価結果について基準米よりも特に良好なものを『特A』としています」
と、ありました。
人の味覚にはそれぞれに好みがありますから、
意外と、自分に合うお米というのはランクでは決められなさそうですね。
それよりも、自分たちが手塩にかけて作ったお米には
確実に思い入れや味わい深さが増し、美味しく感じることでしょう。
カグヤの「むかしの田んぼ」も9月6日に稲刈りを予定しています。
「むかしの田んぼ」のお米たちと会えるのが楽しみです。
ミマモリスト
眞田 海