夏季実践休暇中には、聴福庵の離れの軒下に「犬走り」を設けました。
◆雨と家~犬走り~
http://www.caguya.com/kannagara/?m=20180812
この「犬走り」という言葉自体、きいたこともなかったのですが、泥はね防止や、歩行のしやすさ、見栄え、防犯対策など・・・数々のメリットがあるといいます。
そんなわけで、まずは雨が屋根からどのへんに落ちるかを調べ、
その位置を確認したところで、土を掘り、
防草シートを敷きます。
周りに大きめの石を並べたあとは、
その中に玉砂利を敷いて、ひとまず完成!
せっかくなので、雨を想定し屋根から水を落として確認してみたところ・・・
「ん?ちょっとずれてる?!」^^;
まぁそこは範囲内ということで・・・ひとまず雨が降るのがなんだか楽しみです。
それにしても、この「犬走り」も含め、日本の家には実に多くの先人の智恵や工夫がつまっていることを、聴福庵での家づくりを通して教えてもらっています。
そして、勿論プロの仕事にはかないませんが、こうやって左官さんにお願いするだけではなく自分たちでも作ることができるということも驚きです。
はじめからなんでも「できない」と決めつけて可能性をつぶさないことは、やっぱり大事なことですね。
今後は、内側のスぺ―スに大きな砂利を敷くか、竜のひげを植えるか・・・と検討中ですので、乞うご期待!
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子