ネアンデルタール人は人類(ホモサピエンス)に比べて
体格もよく、力もあり、脳も大きかった。
しかし、なぜネアンデルタール人は滅び、
人類(ホモサピエンス)はなぜ今まで生き延びてこれたのか。
今日はGTサミットが日本橋で開催されましたが、
そんな講演内容から、
「人類は弱いからこそ、集団になり、助け合い、協力し、
生存し続けてきた。南アフリカから始まり、中東、アジアへと
旅をしてきた。その中でも、アジアは最後に来た場所。
日本は島国であり、そこへは好奇心と協力が上手な人々でないと
到達できない場所にあった。それが今の日本の文化を作っているのではないか
私たちこそが、「好奇心に満ちた協力し合う人々を育める保育を世界に提唱していくべきではないか」
とお話がありました。
アフリカから様々な困難や災難を乗り越えてきた種族がたどり着いた場所。
確かに、そこには様々な智慧や背景がありそうです。
調べてみると、
最新の研究情報があることを知りました。
https://matome.naver.jp/odai/2143601767978889501
ホモサピエンスは、ホモサピエンスだけで生き延びてきたのではなく、
ネアンデルタール人やデニソワ人と、混血し、生存に有利な遺伝子を
獲得してきたという調査・解析結果を見ると、
そこに日本文化に共通するのではないかと感じるものがあります。
それは信仰です。
海外では、信仰と信仰同士が争い、戦い、戦争になることが多々あります。
もちろん日本の歴史の中でもそれはありますが、しかし、
様々な信仰を和を以て貴しとなすとしてきた歴史を有するのは
やはり日本の特徴であり、そしてそれもまた生存に有利なものなのではないかと
浅はかな思い付きですが、感じるところもあります。
対立すれば争いになり、混じれば新たな世界が見える。
自分の信念ばかりを意固地に守るのではなく、
聴く耳を持つ民族。
それが日本人なのかもしれません。
カグヤでは聴福人という言葉がありますが、
簡単ではなく、気が付けばいつも「聞く」ばかり。
自分のためだけをと、目先を考えると怖いものですが、
遠くを見たり、人類や地球のことを思えば、価値観を捨て、混ざる想いで傾聴し、
新たな世界を見出し、そんな子どもたちを育めるモデルになれるよう、歩んでいきたいものです。
ミマモリスト
眞田 海