2年半ぶりに娘と一緒にスケートを滑ってみました。
2年半前、娘がスケートを習いたいと言いだした時、
一緒に滑って以来、久しぶりのスケートです。
私も足の骨折がありましたが、
1年1か月ぶりの久しぶりの運動。
自分自身もちょっと緊張する瞬間でした。
実際のところ、骨折の影響は大したものではなく、
順調に回復していることを感じられ、安心しましたが、
娘と滑って驚いたことは、こんなにも子どもが
自分のずっとずっと先の技術と意欲、熱意を持って
運動をしているということを実感したということでした。
たった2年半で、親を軽々と追い抜いて、
そして届きもしないくらいになってしまうということ。
少し悔しくもありましたが
それ以上に、親をある分野で超えてくれるということの
嬉しさ。喜びを感じる機会となりました。
私自身、2年半、子どものスケートを見続けてきたので、
なにをどうしたらいいのかという知識はあります。
スキーも子どもの頃からやってきたので、ある程度の技術も経験もあります。
しかし、誰のコーチもつかず、自分の意志で
休みの日に一人で滑り続け、練習を重ねるという経験を
私は小学生の時にしたときがありません。
その基本的姿勢が、実際のところ何よりも大切であり、
その気持ちがあるからこその様々な環境が意味を成してくるのだと
そう感じます。
ただでさえ、忙しい昨今の時代の中で、
上手くなってほしいからという想いから、
コーチやレッスンを親が増やしてしまえば、
自分から「もっと練習をしたい」と感じられる機会を
奪ってしまうかもしれません。
大切なのは上手になることではなく、
「自らの意志で何をどれだけ努力したか」
という、そんな体験なのだと感じました。
これこそが、大人になって社会に出て、
自らの個性を自分の主体性を発揮して
活かしていけるということにつながるのだと感じます。
さて、私事ですが36歳になった自分自身。
社会人として、そしてカグヤの一員として。
私自身はどれだけ自らの個性を磨く努力をしているでしょうか。
そしてそれは、自分勝手な磨き方ではなく、
社会人として、カグヤの一員として、
世の中やカグヤの理念を踏まえての磨き方をしているでしょうか。
この姿を、きっと子どもたちも真似していくのだからこそ、
明日からの働きも、身勝手な振る舞いを改めて、
子どもたちが憧れる働き方、生き方を、
子どもたちから学び、実践していきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海