今日、セミナーでミマモリングソフトウェアの
説明をさせて頂きました。
すると参加者の方から、
ご自身の園で使っているソフトウェアの
困りごとについて相談を受けました。
「クリックすれば、例文が出てきて、
それをクリックすれば書類が出来る。」
「監査書類を作るためのソフトになっていて、
指針に準拠はしていない。」
「実際は寝てても出来るようなソフト。」
「とにかく質が低いんです。」
3園の先生からお話をお聴きしましたが、
共通する声は、「中身が薄い。」という声。
目の前の子どもに寄り添うためのものになっているか。
その子の発達理解が出来るものか。
保育者としての研鑽につながるか。
どれをとっても難しいそうです。
さて、、、
「寝ても出来るようなもの」や
「子どもの発達を見なくても保育書類ができあがるもの」
「指針に準拠していないもの」
が組織の中に当たり前のようにある風土。
その「風土」から生まれる「文化」とは
どんなものが生まれやすいでしょうか。
「先生の主観で保育計画を立てる文化」
「人が育たず、求人に苦しむ文化」
「保育スキルが元々ある先生だけが優遇される文化」
「楽をしようとする文化」
想像することは難しくありません。
お伺いした園さんからも、
「職員の育成や、良い保育に繋がるための仕組みが必要」
と、園の課題をお話しいただき、
改めて、何を「風土」として組織に用意し、
どんな「文化」を作っていくか。
そのビジョンを明確にしていくことが
大切なことなのだと改めて感じる機会となりました。
お米も同じく、土と風が良いから、良い作物が育つように、
風土を見直していきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海