先日のセミナーで改めて重要だと学んだことに
軸足の話し合があります。
保育を行う中で、「発達」や「5領域」の観点で見ることは
重要であり、指針にもそのように書かれています。
しかし、発達に軸足を置きすぎて、
子どもたちをそれに併せようとしてしまうことは
問題であると学びました。
発達課題が~~だから、これをさせよう、
この環境を用意しようという風になりすぎて、
子どもの今の興味関心や声を聴かないことが発生するからです。
何に軸足を置いているのかと問う時、
「子どもの発達」や「指針に準拠して」や
「今までの経験」という、大人側の知識があります。
これに気が付けば軸足を
置いてしまっていないかということです。
あくまで、軸足はその子自身であり、
5領域でも発達課題でも、正論でも常識でも、
自分の中の良心でもないのかもしれません。
ついつい置き換えてしまうのは、
ちゃんと最後まで相手の声を聴いていなかったり、
最後まで相手のことを見ていないからかもしれません。
「最後まで見る・聴く」
それは相手が満足するまで見る・聴くということ。
この学びは、子どもに対する姿勢のみならず、
人生そのもののように感じます。
まだまだ、そんな「聴ける」力は備えていませんが、
頂いた学びをまずは行動に移し、一歩ずつ歩んでいきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海