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「達磨忌」の室礼

今日は旧暦の10月5日にあたるそうですが、10月5日は達磨忌ということで達磨大使の命日。

 

そんなわけで、先日の室礼のお稽古では「達磨忌」がテーマでした。

 

 

あんこ玉を数珠にみたてるという、驚きの室礼でしたが、

 

 

五行思想でいうと、「五味」にある「甘い」は、「五常」でいうところの「信じる」ということでちょうどよいかんじに。^^

 

また、仏教の花と言えば「蓮」ということで、その実の一粒が教えのひとつ・・・ということです。

 

ちなみに達磨大使は、5世紀後半に中国に渡り、洛陽郊外の嵩山少林寺(少林武術の中心地)において、壁に向かって九年の座禅を行い悟りを開いたという伝説を持つ人物だそうで・・・

 

そのことから「面壁九年」という四字熟語の由来にもなっており、「1つのことに粘り強く専念し、見事にやり遂げること」を意味しているとか。

 

達磨といえば、何度転んでも起き上がるので、お寺やお宮の縁起物としても人気物ですが、困難があっても起き上がり粘り強くやり遂げる・・・そんな生き方を少しでも見習っていきたいものです。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子