先日、スポーツジムの帰りに雨が降り出したので空を見上げると、すっかり葉を落とした街路樹が目に留まりました。
わずかに残った葉がきれいに色づいていました。
それは毎日通うジムへの道でした。
私の住まいは、駅ビルや商業ビル、高層マンションに囲まれていて、部屋の窓からはそれらのビルとわずかな空しか見えません。
家から駅までに街路樹はなく、駅のロータリーの中心に大きな樹木が1本とロータリーを取り囲むように生垣が植えられていますが、そのどちらも常緑樹なので冬でも葉を落とすことはありません。
新宿駅からカグヤのあるビルまでは地下道で繋がっているので、天候に左右されないその道で通っています。
これが私の毎日見慣れた景色です。
季節感のない景色のなかに暮らしていると、いつの間にか周りを見なくなっていくものなのでしょうか。
意識してみてみれば、会社の窓から見える桜並木の葉も秋色に染まっています。
東京でもとっくに紅葉が始まっていたことに今更ながら気づきます。
年末が近づくにつれ、知らず知らずに気持ちが急っているのだろうと思いますが、時には立ち止まり、季節の移り変わりや景色の変化を楽しむことを習慣化していこうと思います。
ミッションパート
佐藤真樹