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卒業ソング

桜の開花の便りも聞こえはじめていましたが、日本には桜にまつわる歌も多く、卒業や入学などの思い出が重なる方も多いのではないでしょうか。

 

そんな中で、先日ある保育園で先生たちが行っている「一円対話」の書類を確認すると、まさに「思い出の卒業ソング」について対話をしていました。

 

 

後でお聴きすると、テーマを決める際に進行役である「聴福人」の先生たちは、自分たちでも出してみたそうですが、「いきなりだと思いだせなくて話しづらいかも」と感じたため、数日前から参加者へテーマを事前アナウンスしてやってみたそうです。

 

そして実際にそのテーマで一円対話を行ってみたところ、一人ひとりから出てくる歌には世代やらしさを感じたりと、その違いも面白かったようで、テーマの内容やアナウンスの仕方など色々と工夫していてすごいなぁと思ったのですが、更に感動したのは、対話後の参加者からの声に「改めて聴いてみたい」という声もあったことから、後日聴福人さんたちが皆から出た卒業ソングをCDにまとめ、園で流すことにしたとか。

 

 

一円対話にとどめず、その後に発展させていく聴福人さんたちに、そもそもの一円対話の目的を握っていることが感じられますが、そんな聴福人さんたちの場づくりもあって、参加者の先生たちも周りの助けに気付けたり元気になれたり、幸せを感じる時間になっているようです。

 

 

 

そして何より、テーマ選びもですがCDまで作ってしまう位に楽しく取り組んでいる聴福人さんたちの取り組む姿勢から、来年度への聴福人交代の際には、皆で選挙をすることなく「自らやってみたい」と自然に立候補で決まったとか!

 

そんな話はこれまでどこの園でも聞いたことがなかったので驚きでしたが、本当に素敵なことだと感じ、楽しく取り組むことの大切さを学ばせて頂きました。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子