先日、カグヤの「むかしの田んぼ」でお世話になっている、千葉県神崎にある藤崎農場様にお伺いしました。
こちらの田んぼは、無肥料・無農薬・冬期湛水・不耕起栽培という、現代の一般的な農法とは全く異なる手法でお米を育てており、生きものいっぱいの田んぼは、その生態系のチカラで稲を育てているという感じです。
昨年は田植えから収穫までの一連の流れを体験させていただきましたが、今年は初めて「種まき」の工程から関わらせていただきました。
この農場では、成苗という大人の苗の状態まで育てるために、一ヶ月ほど早く種まきを行います。低い温度で葉が5枚ほどになるまでじっくり時間をかけて育てるため、種まきをしたら休みなく温度管理を行わなければならないと仰っていました。
育苗ハウスの中を見てみると、先行して種まきを行っていたものから苗が育っていました。
その生まれたての苗を手のひらで撫でてみると、その手触りがとても気持ちよく、これから元気に育ってくれるようにと自然と愛着が湧いてきました。
日ごろ何気なく食べているお米ですが、こんな風に最初から関わってみると今まで以上にお米に愛おしさを感じられ、子どもたちにも遺してあげたい体験だと感じました。
ビジョンリスナー
大河内 盛友