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時代に込められた想い

新元号が発表されましたね。

 

4月1日、新年度を迎えるとともに新たな元号の呼び名を迎えるというのは、

なんだかおめでたい気持ちになりました。

 

私は昭和から平成に変わるときを過ごしてきたので、、、

これで3つの元号を生きることとなります。

 

昭和から平成に変わるとき、どんなことがあっただろうかと

真剣に振り返ってみると、当時を思い出すことがありました。

 

また、当時のことを残してくれているサイトがありました。

 

https://www.fnn.jp/posts/00442910HDK

 

あの当時を過ごしてきた陛下だからこその、

今回があるのだということ。

改めてそのことに気付きます。

 

時代時代を振り返り、よりよい時代を迎えられるようにと

国や国民を想い、行動する姿は、

視野の広さは叶わぬとも、せめて自分の周り、

家族、地域、会社など、自分が接することが出来るところの中で

大切にしていきたいと感じます。

 

また今回の元号は、出典が中国の古典からではなく

はじめて日本の古典から選ばれたんですね。

 

「大化」から始まって247の元号が中国の古典から決められてきた中、

248番目の元号は日本の万葉集からの出典。

 

「梅花(うめのはな)の歌三十二首」

 

「初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ、

梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」

 

安倍総理は元号決定について、会見でこのように話をしていました。

 

「この令和には人々が美しく心を寄せ合う中で、

文化が生まれ育つという意味が込められております。

 

万葉集は1200年あまり前に編纂された日本最古の歌集であるとともに、

天皇や皇族、貴族だけでなく防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、

我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書であります。

 

悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、

こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく、

厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、

一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、

そうした日本でありたいとの願いを込め、令和に決定致しました。」

 

これらを聴くと、

元号にはその時代を生きる人々が大切にしていきたいテーマや

次の代に残していきたい社会像が描かれていることを感じます。

 

この国の文化を創り出すのも、

この国の品格を創り出すのも、

この国の未来を創り出すのも、

 

私たち一人ひとりの行動から。

 

一人ひとりの人生の多様性を維持するためにも、

新しい時代に込められた想いを自分なりに受け取っていきたいと思います。

 

 

ミマモリスト 眞田 海