今日も桜についてです。^^
桜の数え方に注目してみると、実に色々とあることに気付きます。
例えば、桜の花のつぼみは「1個、2個」と数え、
ほころんだ個々の桜の花は「1輪、2輪」、花びらは「1枚、2枚」、そしてそれが舞い散ると「1片、2片(ひとひら、ふたひら)」と数えます。
そして、桜花が数輪まとまっている花房は「1房、2房(ひとふさ、ふたふさ)」と数え、花房がついた枝全体の数は「1枝、2枝(ひとえだ、ふたえだ)」。
また、桜の花がついたたくさんの枝を「万朶(ばんだ)」と言うそうで、この「朶」の意味は、垂れ下がっている枝を意味するとか。
こんな風に、桜の花にまつわる数え方を集めるだけでも、日本語の美しさや表現の豊かさ、そして日本人の桜に対する特別な思い入れを垣間見ることができ・・・
桜の花が楽しめるこの時期は、そんなことを考えながら桜を眺めてみるのもまたオツな気がします。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子